プロジェクトへの
メッセージ

中野 節(たかし)氏
  • 経済産業省中小企業庁 技術課長

日本のものづくりのすごさを
こどもたちに知らせたい

ものづくりは楽しい。
クイズ番組などで生産工程の映像を流して「何を作っているのでしょうか」という問題が出ることがあるが、
多くの人は、チョークやボーリングのボールがどんな材料からどのように作られているのかを初めて目の当たりにし、驚く。
金属を変形してものを作る分野などでは、町工場から生まれる技術が日本を支えてきた。薄板を20段階違う型で叩いて世界に輸出する精密部品を作るような中小企業が、全国津々浦々に立地している。こうした日本のお家芸を大手メーカーはうまく活用し、技術力を高めてきた。
現場を見てものづくりに興味を持つこどもはいるだろうが、その機会は少なく、地元の工場で何が起こっているかも知らない。 日本のものづくりのすごさをたくさんのこどもたちが知って、将来、ものづくりの世界に入ってきて欲しいと思う。