子どもの癖

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 高橋悦二郎先生の「子育てよもやま話」4


みなさん、こんにちは。今日はこどもの癖の問題について話しましょう。

まあ無くて七癖といいますが、赤ちゃんや小さい子供にも結構ありますね。

例えば「抱き癖」、あるいは「おぶい癖」、寝るときに「就眠儀式」というのもあるんですね。 枕を45度の方向にして寝ると寝られるけど、10度以下とかそれ以上でも駄目だとかね。

色んな癖がありますね。
 「爪噛み」というのも大学生でもやってる人がいますが、子どもにも見られます。
目をパチパチやる、あれも「チック」と考えると、心の問題で(たとえば、母親のイライラ、几帳面、神経質すぎる育児態度などによる)起こる癖とも考えられます。
子供の癖は「心身症」と結びつきの深いものも結構あります。

「どもり」もそうかもしれません。3歳くらいから急に言葉を喋るときに、 親が「もう一度、ちゃんと話しなさい」などと言うと、子どもは緊張し、子どもは緊張するとますますひどく、どもりますからね。

その対処法としては親が、無関心な態度を取ることが必要なんですね。
「やるならやるだけやりなさい」という風な心構えで、どもりもゆったり聞いてあげる。目をパチパチやるだけやらせ、そのうちにやりくたびれて、やめちゃうかもしれませんね。癖の時には、そういった無関心の態度とともに、気分転換をしてあげることも必要なんでしょうね。

例えば、あのお腹を痛がったるする、癖みたいになってる子供が居るんですど、 ちょっと気分を変えてあげる。「おもしろいものがあったよ」と、一緒に遊んだりするとすぐ治っちゃうことがありますね。

また、あんまり叱りつけないことも大切でしょうね。いけないことは教えていきますが、強く叱りつけるとますます固執して、隠れたところでやるとかね、激しくなることもあります。

赤ちゃんの便秘も習慣的、癖みたいなことがあります。 そういう子供に3日以上出なければ、綿棒浣腸をして出すのもいいですが、 まあ3日位はほっといて、大丈夫です。 「イライラして、どうしても困ります。お薬をください」というようなお母さんもいますが、そうあせらないでください。

うんちためないで、お金ためてくれりゃいいんですけど、 なかなか育児というのは、親の思うとおりにはうまくゆかない。 癖もそうなんですね。はやく治そうと思えばかえって失敗する。

ゆっくり見てあげる。笑顔を絶やさず、一緒にちょっとでも遊んであげたり、 イライラしないで様子をみてゆくことが必要でしょう。


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うちの子の場合は、寝るときにぜったいに握っている「タオル」がありました。

いつもいつもそのタオルを握っていたので、ぼろぼろだったのですが、別のタオルだと「やだ!」と言って聞かず、いつも同じタオルを握っていました。

でも、幼稚園の年長さんになったときに、「もう、おねえさんになったから、タオルを握ってねないよ」と、あるとき、言い出したんです。

それ以降は、本当にタオルを握って寝ることがなくなりました。

今考えると、子どもながらに、何かあったのかな?と思いますが、これも「子どものくせ」の一種なのでしょうね。

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